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研修の報告

奈良県立医科大学附属病院　医療技術センター
楠井 敏之

7月の快晴のもと奈良県臨床工学技士会主催のiMEP研修ツアーに参加してまいりました。大和八木駅、天理駅、奈良市駅にて合流しバスは滋賀県草津市にある医療研修施設ニプロiMEPを目指しました。移動中、森副理事長より挨拶をいただき、車内は和気あいあいとしていました。

iMEPに到着後ニプロの会社紹介をしていただき、早速iMEPの見学が始まりました。館内には模擬病室や在宅医療のための模擬家屋、透析装置研修室、最新のX線シネアンギオ室など様々な研修室がありました。模擬病室には研修風景を撮影するカメラが備えられており振り返り学習に利用しているそうです。透析装置研修室には歴代ニプロの透析関連装置がずらりと並べられているだけでなく最新の穿刺シミュレーションデバイスが準備されていました。またX線シネアンギオ室ではカテーテル手技を体験できる部屋と人工心肺を用いた開心術に対応できる手術室があり、豚を使用し実際に手術研修も行われているそうです。高度な訓練人形やシミュレータ、遠隔操作できるデバイスがたくさんあり医療だけにとどまらず技術や機器の高度化を肌で感じることができました。また、様々な研修室を見学していく中でお互いの施設の医療機器や設備の話題で盛り上がり活発な情報交換の場となりました。見学が終わるとカフェテリアにてお昼ご飯を頂きながらニプロの製品紹介をしていただきiMEPをあとにしました。帰り際にバスでポケモンGoを起動するとiMEPにフシギダネが現れ車内は大騒ぎでした。

研修の後は滋賀県観光のため日牟禮八幡宮周辺でバスを下車し自由時間を過ごしました。古民家を中心とした街並みが趣深く風情のある景色でした。みんなでクラブハリエを目指しお土産のバームクーヘンや車内で食べるスイーツさらには打ち上げ用のアルコールやおつまみをたくさん購入しあっという間の自由行動でした。

帰りのバスでは出発前より親睦が深まりお酒を交わしながらにぎやかで楽しいまま奈良まで帰ってきました。今回何のトラブルもなく帰ってこられたのは終日長岡理事が誘導と点呼を取ってくださっていたからであり安心感しかありませんでした。最後に岩下副理事長より「帰るまでが研修です！」の一言をいただき研修ツアーは終了しました。

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